ここから本文です

レドックスイメージンググループ協働企業:富士電機株式会社

九州大学先端融合医療レドックスナビ研究拠点における
富士電機の取り組み
松添 雄二 <富士電機株式会社 技術開発本部 技術統括センター 技術戦略部 担当課長>

1.会社概要
 
富士電機は、シーメンス(独)と古河電工との合弁企業として1923年に設立された総合電機メーカです。当社は、創業以来、パワー半導体や回路、制御システムなどを組み合わせた「パワーエレクトロニクス技術」を一貫して追究し続けてまいりました。富士電機は、“電気を自在にあやつる技術”をコア技術プラットフォームと位置づけ、「エネルギー事業」、「産業システム事業」、「社会システム事業」、「パワエレ機器事業」、「電子デバイス事業」の5つの事業分野を核にして、「エネルギー・環境」分野の最先端企業を目指しております。

【エネルギー事業】
火力、水力、地熱発電等の設備設計から土木建築、据付工事、試運転まで、総合的なプラント建設事業を展開しております。また、再生可能エネルギーを用いた太陽光発電、燃料電池発電システム等の新しい発電システムを提供し、エネルギーインフラ構築を担っております。
【産業システム事業】
工場やプラント設備等のエネルギー需要の最適化と、温室効果ガス削減を目指し、高効率インバータやモータによる駆動制御システムを展開しております。ま、半導体。液晶製造業界で用いられるクリーンルームや、道路トンネルの換気設備等を提供し、産業システムインフラ構築を担っております。
【社会システム事業】
再生可能エネルギーの普及に伴い拡大しつつある次世代電力網(スマートグリッド)関連事業を展開しております。また、冷凍。冷蔵ショーケース機器からコンビニエンスストアーなどのユニット組立型店舗システムを提供し、社会システムインフラ構築を担っています。
【パワエレ機器事業】
ハイブリッド車、電気自動車の動力源になるモータ制御や充電インフラ設備、産業機械や工作機械の制御や駆動に欠かせない汎用インバータ、サーボシステム機器事業を展開しております。また、省エネと電気の安定供給に貢献する電源設備を提供しております。
【電子デバイス事業】
産業・情報機器・電気自動車や風力発電・太陽光発電などの新エネルギー分野で効率的な省エネ、創エネ(エネルギを創り出す)を実現するパワー半導体事業を展開しております。また、複写機・プリンタ用感光体デバイス、パソコンやサーバに使用されるハードディスクの記憶媒体(ディスク媒体)を提供しております。
【その他】
飲料自動販売機のトップメーカーとして環境対応型自動販売機を提供しております。また、工場の生産設備や各種機械向けに、電磁開閉器(マグネットスイッチ)、配線用遮断機などの受配電・制御機器を提供しております。

2.レドックスナビ研究拠点における活動
 
富士電機は、2010年度より九州大学先端融合医療レドックスナビ研究拠点(以下、拠点)にてスムーズに共同研究を推進することを目的に、2009年度から富士電機研究員を九州大学に常駐させ、富士電機が保有するコア技術(パワーエレクトロニクス技術、センシング技術)を応用したフィージビリティー・スタディを進めてまいりました。また、2009年11月には九州大学・富士電機共催のシンポジウムを開催し、お互いの理解が深まる取り組みを進めてまいりました。
 現在、富士電機はレドックスイメージンググループに所属し、兵藤准教授のご指導のもと生体レドックス画像解析グループの市川教授、日本電子様と協働で、生体レドックスを非侵襲的に解析可能なOverhauser-enhanced MRI(以下、OMRI)の装置技術の研究開発を行っております。開発中のOMRIには富士電機が得意とする電力変換技術、磁気制御技術、磁気計測技術を取り込み、世界最高レベルの高機能・高性能化を実現すべく開発を進めております。また、生体レドックス内視鏡グループ、HOYAさまと協働で、物理・化学センシング技術を応用した低侵襲検診・治療に貢献する内視鏡内臓センサの開発に取り組んでおります。

3.今後の展開
 
拠点と富士電機は、交互に技術交流を深め、技術課題の共有化、新たなイノベーション創出に努めてまいります。更に、レドックスナビ研究拠点を中心として、産学産連携に取り組んでいきたいと考えております。

協働機関リンク