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薬物送達システムグループ研究内容

薬物送達システム(DDS)は“薬物を必要な場所に、必要な時間、必要な量だけ作用させる”ことを目指したテクノロジーで、従来困難とされてきた生理活性物質や遺伝子・核酸の創薬を可能とする。
 薬物送達システムグループは日油株式会社と協働して、

  1. GMPグレードで製造した高分子ミセルを用いた癌のレドックス関連分子を標的とする遺伝子治療の臨床研究
  2. 「病態特異的な放出制御」や「アクティブターゲティング」、「生体バリアーの通過・吸収促進」技術といった次世代のDDSに求められる基幹技術開発

を達成目標として、世界に先駆けてDDS内包遺伝子治療薬の臨床応用化やDDS分野における革新的テクノロジーの開発を目指す。
日油株式会社は、DDS素材として医療で用いられているポリエチレングリコール(PEG)やリポソームの開発・製造に関するリーディングカンパニーであり、以下の協働研究を行う。

  1. 遺伝子治療用高分子ミセル型キャリアの特許技術の取得と基材の最適化
  2. 病態特異的な放出制御に適したDDS基材のスクリーニング

本研究の成果は、医用工学における次世代テクノロジーの開発にとどまらず、新しい治療・診断法の創出に大きく貢献するものと考えている。