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メタボリック・プロファイリンググループお知らせ

ポリフェノールの生体内代謝分布の可視化法の開発に世界で初めて成功しました

メタボリック・プロファイリンググループの立花宏文主幹教授および藤村由紀准教授らの研究グループは、緑茶に多く含まれ様々な疾病予防・健康増進効果が知られている緑茶ポリフェノール(カテキン)の一種である EGCG ならびにその代謝物が体内でどのように分布するのかを視覚的に確認できる質量分析イメージング技術の開発に世界で初めて成功しました。

機能性食品成分の保健効果の仕組みを明らかにするには、成分摂取後の体内においてどこに、どのような形で存在し、生理活性を発揮するかの情報が必要不可欠です。しかしながら、今までの分子イメージング技術では食品成分とその代謝物まで同時に可視化することはできませんでした。このことは、従来の分子イメージング法が可視化のための標識化工程が必須であったことに起因します。

今回の成果は、そのような標識化に依存せずに簡便に目的成分とその代謝物の組織内分布情報を同時に可視化できる革新的分子イメージング技術であり、その実態が不明瞭であった緑茶カテキンの保健効果の解明に寄与するとともに、本技術を応用することで、様々な機能性食品成分や薬剤の簡便な局在解析と体内動態の理解に役立つことが期待されます。

本研究成果は、英国科学誌 Nature 姉妹誌のオープンアクセスジャーナル『Scientific Reports』に掲載されました。

(九州大学プレスリリースはこちら)